愛を読むひと
またしても原作本のある映画を見て、つくづく「映画と小説は別物」と思う。原作を読んで感じたのは、ドイツ人はナチに対して何らかの意見を持たなければいけないということ。それは、ナチをまったく知らない戦後生まれも同様で、その場合はナチに対してどうこうというより、親世代や社会に対する反発で意見が形成されたりもするようである。とか何とか、原作の世界は社会的、歴史的かつ哲学的な「広がり」を持つのだが、映画ではどうしても視覚的な事象のつながりとして描かれてしまうから、小説とは根本的に別のものになっていた。
なにより感じたのは、ドイツの話なのに英語という違和感。本を朗読したり、その本自体、文字自体がキーになっているこのストーリーからしたら、言葉はやっぱりドイツ語でないと絶対成立しないのに。











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